となりの藤本くん

作者愛鷹 舞



ど、どうしよう!

教科書を忘れてしまった。

頼れるのは唯一隣の席の…





どうしよう。

隣の席の小動物からの視線が痛い。

俺、なんかしたか?







「あ、あの!」



「あ?…なんだよ」



「ぅ…教科書、を…」



「…教科書?」



「は、はい」



「………ほらよ」



「っ!!ありがとう!」



「(可愛いな)」





無愛想少年×小動物少女