満月が妖しく輝く夜、この物語は始まった…🌙 主人公、ルルは9才になったばかりの夏の夜に、暴漢に襲われて16才になった今でも胸に大きな傷跡が残っている。 傷跡が原因で人と距離を置くようになってしまったルル…。 そんなルルをそっと満月の光に身を隠し見つめる瞳があった。 魔族の王、シバァ。 彼は妖しく光るその漆黒の瞳でルルを見つめる。 「フ…。こんな所に居たのか。長い間、お前を探していた…お前にくれたその力返してもらうぞ!」