ツライ過去を抱えたままの菜緒の前に現れたのは、会いたくても会ってはいけない人だった・・・。『お願い…私のことは忘れて…』菜緒の想いは彼に届くのか――…
大好きな人が
目の前に居るのに
触れられない もどかしさ
「アイツが一番恐れていた事が
なんだかアンタに分かるか?」
「それでも俺は傍に居て欲しかった」
「もう……戻れないの。
ごめんなさい」
さよなら する事でしか
あなたを救えない
―― 私を 忘れて ――
この物語は過去と現在を交えて進んでいきます。
過去から始まる章には◆がついておりますのでご注意ください。