―恋しい人は…年下の君…―。
高校1年生の頃の想い出が、心の中に刻まれている。
粉雪の降る公園の外灯の下…。
赤い鼻をした男の子が見せてくれた笑顔、私にくれた桃色のガラス玉のピアス。
忘れられない想い出は一生の宝物…。
笑った無邪気な表情(かお)を見て思わず抱きしめた、その男の子は私の幼なじみ。
月日は流れ…私は20歳になった。そして、幼なじみの男の子は16歳。
ずっと想ってる…恋しい人―。