生きることに不器用な
夏川美羽(ナツカワ ミウ)。
知らぬ間に人を傷つけ、
知らぬ間に人に嫌われる。
生きることに疲れた彼女は
取り合えず走って逃げていた。
そんな彼女を好きになった
桜井雄飛(サクライ ユウヒ)。
鳴り響くのは、
クロード・ドビュッシーの音楽と
死にかけの蝉の声。
彼は彼女に、
生きるすべてを教える。