約束の詩。

作者篠宮 咲

心に傷を抱え生きる詩音と幼なじみの紘斗。一度は別々の道を選んだ2人。しかし音楽で結ばれた絆が再び2人を巡り逢わせる。




…―大きくなったら歌手になりたいんだぁ。



…―そのときは俺が曲作ってやるよ!!



…―ほんと!?



…―いつか、俺のギターの演奏で、俺の作った曲を詩音が歌うんだ。



…―うん!!絶対ね!!約束だよ!!






夢なんて


愛なんて


遠い昔に捨てた



今のあたしにあるのは


憎しみと


ほんの少しの孤独だけ