吉川 心

旅の途中
久しぶりにグッとくる作品に出会いました。

背景描写や人物描写、とにかくリアルで、読んでいて何の違和感もなかったです。


引きこもりのみどりちゃんが、チャットに書き込むシーン、あんな感じのことを私も昔書いたことがあります。
当時の私は、当にみどりちゃんだったのかもしれません。


“生きることに、絶望するのは早すぎる”と良くいわれますが、絶望を知ることに年齢なんて関係ないと思います。

けど“絶望”から這い上がれた時、人は凄く強くなれる。人の痛みが分かる優しく人間になれる。


“生きるとは何なのか?”

ゲーテですら自問自答を繰り返したと言われています。


けど、この物語の主人公、みどりちゃんを通して “生きる”ということがほんの少し理解できた気がします。凄く烏滸がましいですね。申し訳ない。