貴方と私の物語【上】

作者美結

「俺がお前を守るんだ。絶対な。」あの日、貴方は私にそう言った…。涙が止まらなかった。貴方じゃなきゃ駄目だった。貴方に傍にいてほしいと思うのはいけないことですか?

「俺がお前を守るんだ。絶対な。」



あの日、貴方は私にそう言った…。



知らないでしょ…?

     それだけで私は助けられたって事を。


知らないでしょ…?


     それだけで涙が止まらなくなる事を。


貴方だけだった、私にそう言ってくれたのは。



貴方じゃなきゃ駄目だった。

    貴方じゃなきゃ嫌だった。


貴方に傍にいてほしいと思うのは

           いけないことですか?