ハル
忘れられない人
うんうんと頷きながら読んでしまいました。
主人公、幸人は大人になった今もずっと忘れられない人がいます。
彼の心の中にずっとい続けているのは、幼馴染の早紀。
その関係を壊したくないばかりに、自分の気持ちを告げることもなく、高校卒業と同時に彼女と離れてしまう…。
作者さんは女性の方なのですが、男性心理を巧みに描写されています。
想いを告げることができなかったからこそ、いつまでも色褪せない想い。
ラストは幸人と同じように清々しい気持ちになれました。
過去を振り返り、なかなか前に進む勇気のない方にぜひ読んでもらいたい作品です。