作品コメント

前に進む事
いつまでも忘れられない恋。

心の中にある恋。


それが長い間一緒にいて、時間をかけて育てたｷﾓﾁならなおさら、忘れるｺﾄは難しいものなんだと思います。


幼なじみという関係を壊すのが怖くて、ｷﾓﾁを打ち明けず離れるｺﾄを選んだ幸ﾁｬﾝ。

引っかかっていたｷﾓﾁからの卒業のｷｯｶｹをくれた今の彼女。

きっと幸ゃんは、初恋から卒業したｱﾄ、「今」大切な人に会いに行ったんだと思います。


胸が苦しくなって、切なくなって…

でも暖かくて、何かをくれるようなお話でした。

良作
情景描写・真情描写共に安定しており、安心して読み進めることができる文章でした。

ただ大学に入って行動が激変した理由が少し弱かったと思いますね。

あと、ページ数の割に少し誤字が多かったかな。

恋愛小説としてはかなり書き込まれた良い作品だと思います。

引きずる想いにピリオド。
ずっと胸にからまったままの想い。忘れられない人。そんな気持ち、よくわかります。
ついに、その人が他の誰かと結婚。

主人公、幸人は、そのまま逃げていたい気持ちを推して、きちんと想いを告げ、結婚を祝福することによって、引きずり続けた想いから解放されるのです。

悶々とした気持ちが霧の晴れるようクリアになっていく様が表現され、読後感のよい素敵なお話でした。
卒業おめでとう！

過去から卒業出来ずに…
過去の恋愛から卒業出来ずに忘れられない人…っていますよね？

なにをしていても思い出すのは彼女の事ばかり…

主人公幸人には詩織という恋人がいるにも拘わらず、どこかで忘れられない恋を引きずりながら生きている。

彼女から卒業出来ないと前へ進めない、幸人の思い…

心理描写がうまく、スムーズに物語が進んでいきます。

一枚の写真から思わぬ展開に運んでいくストーリー。

ラストの自分の気持ちからの卒業。

すごく共感が出来ます

物語は男視点なんですが、すごく引き付けられる幸人の思い…

最後まで時間を忘れて読まさせていただきました。

他の5作品の恋愛写真も読んでみたくなるような物語でした❤❤❤

現実にありそうな話

スラスラと一気に最後まで読む事が出来て、楽しかったです。

主人公の幸人には、ずっと心の中に忘れられない人がいて、付き合っている彼女との結婚に踏ん切りがつかない。

その忘れられない人とは、一枚の写真に移った人物。

ホントにリアルで、現実にありそうな話で、多分、多くの人がこんな思いをしているんじゃないかと思いました。

また、心理描写がとても上手く書かれていて、主人公の気持ちがしっかりと伝わって来ました。

それから、出て来る登場人物がみんな、良い人で好感が持てました。


最後はとても良かったです。そして、希望を持たせてくれる終わり方だと思いました。

忘れられない思い出☆
大手IT企業に勤めているｻﾗﾘｰﾏﾝの幸人は、高校時代の報われない恋をずっと引きずっていた。
でも詩織という彼女ができ、それなりの平穏の日々を過ごしていた。

けれど……昔の彼女をまだ忘れきれていないことが詩織にばれてしまう――。

１枚の写真をｷｯｶｹに……。


過去に囚われ、進めれない主人公の想いがすごく伝わってきました☆
ﾗｽﾄのｼｰﾝはすごく感動しました！
写真とともに残る思い出って、決していいものばかりではないけど、だからといって捨ててしまえない写真もあるなぁとしみじみと考えれる作品だと思います。

恋の未練……
「卒業」という言葉の本当の意味を教えてくれる素敵な作品です。

エリートサラリーマンとして何不自由ない生活を送っている幸人は、献身的に尽くしてくれる恋人詩織との結婚に踏み切れずにいる。
彼の心の中には、自分の想いを伝えられなかった幼なじみ早紀への未練が残っていた。
ある日、突然、詩織から別れを切り出された幸人は、ある決意を胸に帰郷する……。

主人公の繊細な心理描写が丁寧に描かれていて、女性である作者さんは男性の気持ちをよく見透かしておられるなと思いました。
あくまでも一般論ですが、女性よりも男性の方が過去──特に昔の恋愛感情に囚われて、なかなか前に進めなかったりするような気がしますので(笑)

読後感が爽やかで、幸人と詩織、そして、早紀の幸せを願いたくなりました。

そして、「卒業」というのは、終了を意味するだけではなく、次のステップに進むための決心を意味するのだというメッセージを受け取りました。

過去・今・未来
主人公の過去、『今の関係』を壊したくないという想いがよく伝わりましたし、気持ちがよくわかりました。

読みながら自分なりの想像がイメージできる文章が良かったです☆

短編なのにストーリー前後が想像できるから、楽しんで読めました。

主人公の現在から過去や未来を想像できるストーリー。

とっても良かったです♪

忘れられない人
うんうんと頷きながら読んでしまいました。

主人公、幸人は大人になった今もずっと忘れられない人がいます。

彼の心の中にずっとい続けているのは、幼馴染の早紀。


その関係を壊したくないばかりに、自分の気持ちを告げることもなく、高校卒業と同時に彼女と離れてしまう…。


作者さんは女性の方なのですが、男性心理を巧みに描写されています。

想いを告げることができなかったからこそ、いつまでも色褪せない想い。


ラストは幸人と同じように清々しい気持ちになれました。


過去を振り返り、なかなか前に進む勇気のない方にぜひ読んでもらいたい作品です。

素晴らしい
読んでいて、俺も前に進まなきゃならないなぁ何て思いました。
実際、今も過去に縛られている状態で前に進めずにいます。
短編、男性ということで苦労されたと思いますが、凄く良かったですよ。
沢山の人に読んでいて貰いたい作品ですね。