この世界は嘘つきだ。




昨日見たテレビから流れた情報も、隣りのやつが読んでる雑誌も。




大嘘つき。




どこにも真実なんてない。









人は一人じゃ生きられない。



でも人は「一人ぼっち」だって言う。孤独だって言う。



いつも、寂しいって叫んでる。



心のそこで叫んでる。



冷たい街の真ん中で叫んでる。



か細い声だけが響いてた。










人は皆矛盾してる。



どこにも真実なんかない。



雑誌読んでる隣りのやつも。



大嘘つき。





【人や物事を曲がったようにしか受け入れられない主人公と謎の少年の青春(?)ストーリー】


*この小説はフィクションです