「俺は、美結の痛みを分かってやれない。だから…本当にごめん…」
「……裏切り者っ!!
優弥なんて…大嫌い!!」
彼女の最後の言葉は、
あまりにも、
つらくて、
切なくて、
哀しく響いた。
けっして忘れるなんてできない言葉で…──
ねえ、美結?
俺は本当に、君を好きになってよかったかな。
離れてても、
もう会えないかもしれないけれど、
ずっと…愛してていい?