「弱ったなぁ…」
と言い下足室で俺は呟いた。だって降水確率20%だったはず…
仕方ない…出来れば避けたいけど職員室に行くか…
ザァーっと嫌な音が廊下に響く。今日は家庭訪問の日。考えるだけで吐き気がする。ただでさえ自分の担任と顔をあわせるだけで吐き気がするのに…
そんなことを思いながら歩いていたらあっという間に職員室前。
「はぁ…」
一言ため息をつき
「失礼しま―…」
「キャッ!」
何だ?何が起こったんだ?
「あ、あの…だ、大丈夫ですか?」
一つ年下っぽいな…しかもなかなか可愛い。
じゃないじゃない!
「大丈夫だよ…うっ…」
どうやら頭を打ったようだ。ボーッとしている。
「だ、大丈夫じゃないですか!待ってて下さいね」
「あ、ちょっと待ってくれよ!」
あ、やべぇ意識が…やっぱり頭打ったのが
まずかったかな…