門田モン

【門】突き動かされ書く
自称辛口批評家です。
読み進めていくうち、涙が溢れました(元来泣き虫なので)。
たぶん作者はお若いのでしょうが、私より遥かに特攻隊を身近に感じ、勉強されているのでしょう。そして、その想いが、作中に表現されています。
多くない情景の描写は、私はその写真など数々見ましたからイメージしやすいですが、知らない方はどうでしょう。しかし、くどくなく読みやすいので、かえって効果的かもしれません。内容も実際の逸話をアレンジし、上手く書かれていると感じました。
惜しいというか、私はもっと読みたい(前半部を)のですが、既に最終章です。
戦争を単に美化しない、心に訴える作品になる事を期待します。
特攻隊を知るきっかけとして、若い人に奨めたい作品でした。