ayayuri

「青学テニス部の夏合宿」と「手塚くんの左肘の故障」のお話
手塚と不二が中学2年生の時の話。
手塚に片思いの不二がとにかく健気で、手塚も不二に徐々にひかれていきます。
 「真夏のオクテット」は夏合宿の話で青学レギュラー総出演。手塚、不二、大石、菊丸、乾、海堂、桃城、それぞれ活躍します。菊丸の行方不明事件、乾の幽霊騒動、肝試し(手塚がなんと〇〇役、不二の反応は・・・)、4人部屋で塚不二&大菊の就寝時エピソードなど盛り沢山です。
 「ラビリンス」は手塚の左肘故障を知らされた不二の話。不安で押し潰されそうな手塚のため、自分も心労で倒れそうなのに健気に明るく振る舞う不二。手塚の左肘を守るため、手塚に嫌われるのも覚悟して不二が試合であることをしてしまう。真面目な手塚は最初は激怒するが、不二の強い愛情に心を打たれて・・・という話です。
 登場人物の気持ちが丁寧に表現されていて、笑いあり涙あり、甘くて切ない話あり、続きが気になって一気に読んでしまいました。ハードなBL小説ではないです。どれも心温まるお話で読後感が良いです。(´v`*)