この度、成仏することになりまして。【完】

彼女は幽霊さん 幽霊少女と冴えない男のラブコメかと思いきや……どんどん話は予想外の展開になっていきます。 男主人公に激しく憤りを感じました。 無理やり美談にしようとした感じが言い訳臭くて。 そもそも、言われるがままに彼女の靴に悪戯をしなければ、そこで牙を剥いていれば、もっと未来は変わっていたはずで。 でもそう感じるということは、それだけ作品に没頭したということ。 とても、とてつもなく、心に残る作品でした。

この度、成仏することになりまして。 あたし、ただいまご挨拶中です。 なぜかって？ あたし、この度、成仏することになりまして……―― タイトルに惹かれ読みはじめ、その後物語に引き込まれ、あれよあれよと完読してしまいました。 突然現れた幽霊と作家の掛け合いがコミカルで…… 最初は軽くて楽しいお話なのかな？ と思いながら読み進めました。 でも、徐々に明らかになっていく幽霊と作家の関係に、物語は思わぬ方向へと進んでいきました。 本当に、たくさんの想いが詰まった、深い作品だと思います。 この作品に出会えて……読むことが出来てよかったなぁ、と思わずにいられません。 たくさんのメッセージが詰まった作品です。 是非、たくさんの方に読んでいただけたらと思います。 おすすめします！ 是非、一読を!!