わたし風俗嬢になったの。

作者まや





「 愛が目にみえればいいのに 」




そう思って何回も何十回も何百回も

あなたを想って泣いた夜があった







眠らない街で、光輝くあの場所で

大音量の音楽が鳴り響くお店のなかで


わたしはあなたに恋をした。






「 はじめまして はるです 」




そう渡された名刺を握るわたしは

あなたにどううつっていたのか

わたしには わからない






ただ、あなたに出逢って

わたしは人生の迷子になっちゃったの




知らない世界に飛び込んだ







18歳の風俗嬢に。