暗い世界の狭間で

作者宮村 彗

どうやら俺は、生贄にされるらしい―――



ここは幽世‐裏‐の世界。


人間は立ち入ってはいけない

決して道を間違えてはいけない…


出られなくなってしまうから。



現世‐ウツシヨ‐と幽世‐カクリヨ‐

それは世界の均衡であり、世界の表裏



大禍時‐オオマガトキ‐には、気を付けて……




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舞台は数百年前の日、出る国。


生贄と巫女と人ならざる者との出会いから始まった、そんな不思議なお噺。