律樹がすれ違うときにあたしにかける言葉。

冷たい声、目…

あたしの心は苦くなるけど、一瞬甘さを感じる。

その甘さを感じたくて、あたしたちはこんなことを続けるの。


律樹とあたしは似た者同士。

好きでは言い包められない感情が二人を繋いでいる。

たぶん。


あの頃のようにもう付き合うことはできない。

それはお互いのため。

だって、あたしたちは忘れられない宝物を失ったから。

絶対に秘密だから。