そんな君に、花束を。

作者アンジュ‐ange-

愛しくて、暖かくて、優しくて、儚い。
中学生の恋愛模様を描いています。

「好きなんだ。

 出来れば俺と付き合ってほしい―。」


ただの昼休み。

校庭では、先輩方がボールを追いかける。

私の目の前には、照れながらもハッキリと、好きだと言えてしまうアナタがいた。


「とりあえず、付き合ってほしい。」


…はい。


2人の間で交わされた約束。

付き合ってみて、ダメだったらキッパリ振る。

好きになれたら、俺嬉しい。

後ろでは、何人かの男子の視線が飛んでくる。


本気好きなんだ。」


「でもってどうせ浮気するんでしょう?」