世界でたった一人
好きになっては
いけない人を
わたしは
大好きになりました
夕日を背負った
後ろ姿を
いつも、追っていた。
(黒いラケバに青のウィンドブレーカー)
(だらしなく背負ったスクールバック)
(オレ、2時間しか寝てねーよ?)
(は、ばかじゃねえの?)
(だりい‥)
(まっ、いいけど。)
(帰ってゲームしてえw)
(いるかもしれないし、いないかもしれない。ご想像にお任せしますよ?)
(‥ねえ、あーいな、)
「お前となら、付き合いたかったけどね。」
わたしに残ったものは
この両手になんて
抱えきれそうにない。
すべてが悲しいくらい
大好きにあたいする。
(厨二病をバカみたいに愛しました。)