「あやか~☆今度、合コンあんだけどいかない?」
話し掛けてきたのは同じクラスの谷川夏紀。
『なつ~あんたこりないね~で、相手誰よ?』
「よかった~人数足りなくてさぁ困ってたんだよォ。相手は、北高2年♪イケメンらしいよ~☆4対4だよ☆」
南高は、あやか達が行く北高と違い、頭がいい学校でもあった。
『南高!?あんな頭いい学校でもコンパとかするんだね~!いいよ☆何時?』
「明後日日曜の1時にカラオケ●●だよ!約束ねっ☆」
『はーい。』
(……だるいなあ。なつってからみにくいし。ってか男好きだし。コンパおわったらきろうかな。)
この学校には、真の友情、恋愛なんてない。ハミゴなんて当たり前。人の男・女も平気でとる。入学当初は戸惑っていたあやかだが、いつしかそんな環境に慣れていた。