両親の死…
それまで屈託無く日常を過ごしてきた円夏に、その日変化が訪れた。
ごく普通の公立校に通う女子高校生だったのに。
ごく普通の円満な家庭だったのに。
あたしは只の人間で居たかった。
だけど、見知らぬ人に命を狙われるなんて理不尽。
あの悲哀な純血妖狐を恨むなんて毛頭出来ない。
たとえ、その純血妖狐が両親の仇だったとしても…
三嶋のファンタジー小説です。恋愛も入ってます。