彼女がヒロインである理由

作者まにゃん

彼女がヒロインである理由、そうでなければならない理由が、彼女にはあった。ヒロインという主人公に最も近い決定的な存在であることこそが、彼女自信が生きる"理由"になっているからだ。僕が再び"僕"として再生を選ぶのにもまた、理由があった。とりあえず僕が言いたいことは、百和泉小夜(ひゃくいずみ さよ)は、とにかく致命的なメンヘラだった。