小さな森の、とある花守リト。
いつものような昼下がり。
木陰で眠る、少女をみつけた。
少女はからだが弱く、病弱でもう長くは生きられないそうだ。
「彼女のために、俺はなにをしてやれるだろうか」
それは、花守と少女の物語。
妖怪と人の、小さな恋物語。