了一

独特の世界観
読み初めてすぐに、これはよくある今時の冷めた少女の話だろうと、勝手に推測してしまった。
冷めているのが格好いいとか、はやりとか、そういうのには、正直もううんざりだった。
しかしどこか違う。
この作品は、けして綺麗な言葉で綴るのでもなく、とことんリアルで暗い主人公の話を綴るでもなく、だが何か強いメッセージ性を感じた。
異質なものではある。
だけどどこか深い言葉の裏を想像し、読んだ後に、読者に何かを考えさせるものがある。

とにかく読んでみなければわからない。

この作品に得点を付けるのは、正直困難だった。意見も割れるだろう。

四☆なのか五☆なのか迷ったので、今後の作品を読みたいためにもあえて4☆を付けた。

普通の作品に飽きた人。
是非この作者の小説をオススメします。