部室の床が急に抜けて、
いきなり知らない世界に落っこちた高校生・波流(はる)。
今にも殺されそうになったとき、
目の前に現れたのは、
長い黒髪と身の丈ほどの朱塗りの棒と、
決して逃れることのできない運命を背負った、
一人の少女、朔良(さくら)だった。