白と黒の境

作者杏桜





「――のことが好きなのっ!」





ああ…



ついに、


ついに言っちゃった。






まだその時期じゃないのに。




早まっちゃいけないのに。






目の前には驚いている彼。




顔を真っ赤にして固まる私。




だって…






だって!





好きと気付いたら、

その感情を抑えるなんて

無理でしょう!!?