「多分、一目ぼれ」

あれはいつかの午後7時18分。


「なあ」



全身黒ずくめ男は愛車だろう黒い車から降りてきた




「...(え、なに。なんだこいつ、こっちくんな)」


そいつはあたしの腕を無理矢理掴んだ




「なあってば」



「...は?なに話しかけてきんの。触んないでよ、オッサン」



「(オッサン..)俺まだ19歳なんだけど?」



これはある夜に出会った男女の話