バス停でキミを待つ

作者ビックジョーカー

僕たちは真面目腐って向かい合い2度目のキスに挑んだ。1度目のキスよりはるかに緊張した。もちろん僕は自分から女性にキスをするなんて初めてだった。

山のふもとにある中学の生徒は、駿平と唯の2人だけ。


唯は、私立高校からスカウトがいくつもくるほどテニスがうまい。


一方、駿平はゲームが好きなインドア派。兄弟のように育った2人はやがてお互いを意識し始める。


駿平は、唯より背が高くなったら告白しようと心に決めるが、ある日唯はサヨナラも言わず忽然と姿を消してしまう。