主人公のユキは、大学生。
彼女は中学校を卒業するまで小さな島で育った。
島では幼なじみ達と毎日サーフィンをしながら、いつかプロのサーファーになり島を出ることが共通の夢だった。
ある夜、バイクの事故で友人が死んだ事を知る。葬式はちょうど魂送りと呼ばれる島の風変わりな行事がおこなわれる日と重なる。
そして、島の同級生が
「ハタチになる前にもう一度会おう」
という約束を果たす日でもあった。
3年という長い時間を島で離れて暮らしたユキは幼なじみの死をきっかけに、さまざまな思いを抱えながら約束を果たすために島に帰る決心をする。
そして自分の手でミサワの魂を送ってあげようとする。