「恋」…恋は私たちの心を楽しくも、悲しくも、うれしくも、つらくもさせる。
まるで「恋」は心を支配する。体や自分のまわりまで…なにかを支配する。
「恋」はいくらつらい思いを私たちにさせても、涙を沢山ながしてズタズタにさせても、それでも私たちはまた恋をする。
「愛」はまごころ「恋」は下心。そんな意味、恋の辛さなど知らず私はあの頃恋をした。ただ…ただ恋をした。それがうれしくても悲しくても、辛くても。
少しみんなより大人びて感じていた私。でもまだまだ恋は子供…そう。初めてこんなに…初めてこんなに人を想うことができた。
「純粋」な「恋」…「純恋」。そのたった二文字の言葉に秘められた数々の出来事、想い…
まだ若い中学三年…春。少し古びた校舎。そこで私は…「恋」をした。
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