君の瞳と私の命

作者日向 唯千


「私は世界を、見てみたい」







目を覚ますとそこは、小さな小さな籠の中。


私の手を繋ぐのは、顔のよく似た弟で。


待っていた運命は二人を裂く狂気。




この未来を望んでいたのは、私達だったのかもしれない―




幸せの代償は、大好きな君だった。







「僕はずっと、生きていたい」







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