『何で万引きなんてするの…!だからあんたは…』
何も分かってない
お母さんなんて大ッ嫌い。
―束原 さゆり
『私、あんたなんか最初から好きじゃないのよ。勘違いしないで。』
…もう、誰も信じない。
信じられるのは自分だけ。
―高木 悠斗
『花音ちゃん、おじさんにチューして?』
お母さん、ごめんなさい…。
生まれてきてごめんなさい…。
―川崎 花音
『ヤメロッ…!』
殺人を犯した俺の手は、こんなにも黒く淀んでいる。
―川藤 斡史
―それぞれの抱えている本当の思いとは?
――それぞれの傷を癒すのは?