ヴォ―ラ王国歴史書より

作者

ある女は思った。


この国はもう終わったと。


そして悟った。


自分はもう死ぬ事を。



ある女は笑った。


これで国に愛を与えると。


そして言った。



「我が皇帝なり。この千年を清らかに治めていく」


と。