ただ、今を、生きている。

作者きなこ

大学2年生の新山梢はいつもどうりの生活を送っていた。彼女には誰もがもっているはずのある“声”がない。その理由はあまりにも悲しい理由だった。

  この気持ちを言葉であなたに伝えられたら、


   どんなに幸せなことか…




    でも、あたしにはそれはできない




  あたしには、




   声がないんだから…