箏 桜 恋 愛

作者舞香

気紛れでした寄り道で、微かに聞こえた音色。『この響きに、どうしようもなく惹かれたんだ』




「箏(そう)、やるんですか?」



「…えぇ、まぁ、趣味でですが」








――ふと立ち寄った道の奥から、微かに聞こえた音色に、響きに、どうしようもなく惹かれたんだ。