諦めると決めたんだ。

作者羽愛久

『私はユウレイだから。』物語はただひっそりと始まった。
箱入り娘×大学生
純愛、障害、三角関係、



諦めること



そんなのはいつもやってきたこと、




あの日、

漆黒の瞳を静かに濡らしていたその人が


ただひたすらに涙だけを流していたその人が




なぜだかとてを大切なものに思えて、


手を伸ばした。





そこから変わってしまった




なぜ、なぜ。



私には諦めなければいけないことが


多すぎる。