早紀は、自分の17歳の誕生日に母親が自殺し、それ以来孤独で寂しい人生を送ってきた。
25歳の誕生日、早紀は同日が誕生日の幼なじみ、蘭子の結婚式に同級生の高山と参列する。
才色兼備で誰からも好かれ、順風満帆に育ち、ピアニストとして活躍している蘭子。
早紀は孤独な自分とは相反する華やいだ人生を歩む蘭子に複雑な想いを抱いていた。
そして自分が蘭子として人生を歩めたら…といつも夢見ていた。
結婚式の帰り道、母親の墓参りに出向くと、突如早紀のある願いが願いが叶うことになるが…