きっとこの日を待っていた

作者まさ

 「なあ、頬杖を付いた天使がいる絵の名前なんだっけ?」

 「ん?シャンティ?」

 あの日シャンティと答えた君の言葉の意味が分からなかった。

 何年か経ち、僕は君ではない人とワインを傾けた。