はじめて「デートDV」という言葉を知った時、「何それ?」って思った。でも何度か聞いて、何度かその言葉の意味を振り返った時、自分が「デートDV」の被害者であることに気がついた。
「DV~ドメスティックバイオレンス~」は気がつかないうちに進行する。自分が被害者だと気がつける人はまだマシだ。経験のない人にはわかりづらいかもしれないが、愛するあまり、愛の形が負の方向へ走り出すことに気がつかないのがDVで、DVだと気がついた時には自分ではどうしようもなかったり、或いは全てが終わった後だったりする。それは被害者にとってだけでなく、加害者にとってもそういうものなのではないだろうか。
きっと誰もが美しい恋愛、幸せな恋愛を望んでいるだろう。でもあなたの恋愛にもDVが潜んでいるかもしれない。「デートDV」とは何か。
これは実話をもとにしたデートDV小説です。