恋しくて愛しくてどうしようもない。


苦しくて切なくてどうしようもない。



ただそれだけ。



なのに、生きてる意味さえ見いだせる。


金魚鉢から落ちた金魚のように苦しく。

くるくるまわる風車のように巡り。

ふわふわしてる綿飴のようにあやふやで。

夜に映える提灯のように明るく。

なり響く太鼓のように騒がしい。

その日のためにいき急ぐ。

離れると聞こえる雑音がどこか寂しい。

終わりを迎えると、何もなかったように静まる。



夏祭り。

私達にはそんな言葉がピッタリだ。