王子様に見せかけたヴァンパイアと、彼にとらわれてしまった一人の生贄の話。
私は、あなたに出会ってしまったあの日から
もう、あなたの燃えるように紅い瞳から、逃げられなくなってしまった。
あなたの姿を見るたびに、高鳴る心臓と疼く身体....
そう、それはあなたが、わたしに付けた
永遠に外れることのない鎖だった....