遠野ましろ
聖夜はハートフルアイランド現象で
クリスマスにぴったりの短編。
ちょいと心の隙間感じる方にもお勧め。
レビューは昨日までに書きたかった。まぁ余韻を楽しみましょうじゃありませんか。
作者さんは、ほのぼの恋愛トーンよりも普段はハードボイルド毛色を描かれる方かと邪推。
P.4辺り生き生きしてますんで。
他作品チラ見しましたが一本目のレビューでカンニングしました、ハハ。
無駄な描写が無く、情報がすっきり整頓されている点でも読んでいて心地良い。
当初は天然ボケ的な彼に対し新八ばりのツッコミ役に徹す彼女が、中盤で、ほろり。
弱い一面を出す辺りも、ラストのほんわかとした感動をより高めている感。
(都会のクリスマスツリーの下に一人で居た理由、ちらり言及が欲しい気はしましたが)
地文の書き方が勉強になりました。あ~上手いっすね。
そういえば、小説書くのに辞書引いてる人ってどのくらい居ます?
レビュー書く時に引く人も。
さて。
涙を流す人を目敏く見つけだしては、問答無用にその心を温めていく、全く粋な輩が素敵にございました。
ご馳走様です。