モルフォチョウと十字架

作者桜雪 蓮

28歳。結婚適齢期に恋人からのプロポーズ。すべては順調にいくはずだった。たったひとつの例外のあなたと再会するまでは…

28才の誕生日、主人公の麻里子は同棲中の恋人にプロポーズされる。しかし彼の何気なく発した言葉。結婚は一生に一度しかないと信じているとゆうフレーズが胸の中に引っかかり、麻里子はプロポーズの返事を少しの間待ってもらうことにした。

そんな矢先、麻里子の弟がバイク事故で入院。弟の身のまわりの世話をするため、そしてプロポーズの返事が出るまで一人になりたいとゆう彼女の意志で二人は一時的な別居をする。

弟の部屋に住みついた麻里子はある日、雨の日にだけ奇妙な物音を立てる205号室の扉を開ける。するとそこには麻里子の人生でただひとつの例外。中学の同級生、秋永凛が眠っていた。