日下奈緒

ほんの少しの可能性を信じて
人を笑わせるのが好きで、芸人になった「俺」

もうネタも切れ、売れなくなってしまった「俺」が、山奥で見かけた女性を、怪しいと思いつつ車に乗せたが…

ありふれた設定の中に、優しさと諦めない気持ちが、練り込まれていて、読み終わった後には、勇気さえ貰った気がしました

女性を家に返す事ができたのは、彼女自身の諦めない気持ちもあるかと思いますが、「俺」の優しさもあると思います

よい作品でした