孤独少女と孤独少年の傷の舐め合いから始まった恋。それは誰も邪魔できない愛の確かめ方でした。
あなただけだった。
こんなにも温かくて
愛し愛されたのは。
「私に愛を刻んでよ。」
「あぁ、刻むよ。」
「力強く、傷が残るくらいに。」
どこにもいかないと誓った。
辛くても苦しくても一緒。
おとぎ話みたいに甘く、儚く、優しく
そう誓った。
「君と僕が離れないように。」
でも
あなたはまた私を独りにしたの。