現実になるわけが無い。
あの頃の君はどこか遠い、
私のそばから消えてしまいそうな―
グレーの瞳は違う世界を見ていた。
私だけの―
私のだけの宝石になるって
いつも言っていたくせに
嘘つき。
やっぱり嘘じゃない。