生きた証

作者優利


 5年前。


 父と母の企業が失敗。


 多額の借金のせいで、自殺。


 その時、私はまだ小学3年生だった。


 

 父と母も、もともと身内が少なく、


 父方の祖父母は死んでおり、

 

 母方の祖父は死んで、祖母は、病気のために入院。


 

 そして、引き取ってくれる事になったのは、

 隣の家の真実野(まみや)家の人達だった。


  

 そして、私の名前は。


 猪上 日花(いのうえ にちか)


  

 この物語は、私の生きた証。