イツワリ彼女

作者nano

夕焼けに染まる午後、


その時だけが僕の息の出来る場所だった。




今だから言えること。




「偽りのキミを、」




「偽っているあなたを、」





「僕は」




「私は」




―…。






あの放課後が、

僕は大好きだった。